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第29号掲載 |
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ディスクブレーキは、ディスクローターをパッドで挟んで止めます。そのためディスクローターとパッドは擦れ合いディスクローターの表面は綺麗な金属面となりホイールの隙間から見えるときがありますよね。
さてこのディスクローターですが、ホイールの中を覗いて見たところ、いつの間にかレコード盤(知っていますよね!)のような傷(摺動方向に平行)が発生!
一体原因は何?
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答え
その傷はスコーリングといいます。
発生の原因は、
1)パッド原材料による影響
・研削成分が熱履歴を受けることにより酸化し、ロ−タ材質より硬くなるためスコ−リングが発生する。
2)ディスクロ−タによる影響
・削られたディスクロ−タ(鉄分)が、パッド摺動面に付着し同種摩擦により摩耗が促進しスコ−リングが発生する。
3)ダクロの影響
・防錆塗布してあるダクロの一部がパッド摺動面にかみ込みディスクロ−タを削る。
4)外的要因
・走行中に砂,砂利等がロ−タとパッドの間に入り込みディスクロ−タを削る。
ディスクローター表面は、平滑であることが性能を発揮する条件のひとつとなります。
スコーリングが発生したらすぐに上記項目を確認してください。症状がひどい時はディスクローターの研磨(最小厚みに注意)とブレーキパッドの交換をお願いします。
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第28号掲載 |
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ブレーキ周りの交換部品といえば、ブレーキパッド・シュー、フルード、ゴム部品です。今回はゴム部品の「シール・ピストン」についての問題です。
何の変哲もない、ただの丸いゴムに見えるシール・ピストン。ところがこのゴムがブレーキにとっては非常に重要な働きをしています。
ずばりこの「シール・ピストン」の機能とは何?
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答え
「シール・ピストンとシール溝の働き」
1) ブレーキ液の漏れを防止する機能(ピストンシールで気密性を確保する)
ブレーキ液が漏れると、ペダルストローク増加(ペダルフィーリング)となり最悪ノーブレーキ
状態に至ります。
2) 液圧解除後のピストンを適正な位置に戻す(引きずりが発生しない軸方向の適正パッドクリアランス確保)
ゴム(シール)の弾性を利用して、制動後のピストンを適正位置に戻します。ピストン戻り量が多いと、次の制動時ペダルストロークが深くなります。
3)ディスクブレーキのオートアジャスター機能
パッドの摩耗に対し、ピストンは追従しながら前に出て、常にペダルストロークの変化がでない様にする機能。
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ピストンシールはシール溝に組み込んだ時のシメシロ(ゴム弾性)と、シール溝の前面取り量と面取り角度でピストン戻り量を調整しています。 |
4)シェイクバック・ノックバックを防ぐためのピストン抵抗値確保
走行時に発生する路面からの振動(シェイクバック)、旋回時(ノックバック)のロータ倒れ及び横Gによってピストンが戻される現象を防ぐための抵抗値確保。
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ピストンが上記現象によって戻された状態下(パッド〜ピストンのクリアランスが大)で、次の制動に入るとペダルストロークが深くなりブレーキが効かないと運転手が感じます。 |
| ※ |
ピストン抵抗値を上げすぎると(ピストンシールシメシロUP:溝浅orシール厚みUP)、ノック&シェイクバックに対しては効果出ますが、シール機能(ゴム弾性)が不安定となり種々の不具合現象が懸念されます。 |
(ピストンの戻りすぎ=ペダルストローク大or戻らない=引きずり発生)
ゴムでシメシロが大きすぎるとゴムの弾性特性が低下します。シール溝内のシールに置き換えて表現すると、ゴムは弾性効果のでない状態で突っ張ていると仮定されるため、シールとピストンの関係はゴムの戻り効果のでない領域(限界値)となります。
以上から、加圧するとシールとピストンは滑り、クリアランスを潰した状態=引きずり大となるケースも発生します。
たかがゴムのリングですが、ブレーキという重要な機能をつかさどる部品です。定期的な点検は欠かせませんよね。
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第27号掲載 |
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ブレーキパッドの交換時期について、点検時に半分以上の摩耗が確認されたら交換をお勧めしますと皆様にアナウンスさせて頂いておりますが、半分あれば…
と思ったりしませんか??
さてここで問題!!
何故、半分での交換を勧めるのでしょうか??
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答え
月に1度点検されるなどまめな方であれば、ギリギリまで使用し、交換されてもよいとおもいますが、通常、車を使用されるお客様は点検をなされるサイクルは大体1年周期かと思われます。
新品状態から半分摩耗するまでの使用期間・距離と、半分摩耗状態から摩耗しきってしまうまでの使用期間・距離は短くなるケースが大半です。
※熱の影響等により新品時に比べパッドが摩耗し易くなる為です。
安全を考え、早め早めの交換を勧めします!!
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第26号掲載 |
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日頃のお客様への訪問活動の際、たまにご質問いただくのですが、新品パッドへ交換したのに鳴きが…
という経験ありませんか????
さてここで問題!!
新品なのに何故鳴きがでてしまったのでしょうか??
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答え
パッド交換される際、ロータまで交換されることはまれかと思います。
パッドとロータが擦れあって成り立つブレーキ。パッドが減るということは、ロータも少なからず摩耗し、多少なりとも凹凸が生じます(といっても微少ですが)。
使い込んだロータへ新品パッドを取り付けると、馴染みが悪く鳴きを生じてしまうケースがあるのです。
新品パッドへ交換する際は、ロータを研磨し取り付ける・又は初期馴染みを良くする為、摺り合わせを行うと、初期トラブルを軽減出来る事と思います。
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第25号掲載 |
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春分の日を過ぎ、日々春めいてきましたね。
そろそろ、スタッドレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替えようかという頃かと思います。
タイヤ交換のついでに、ブレーキの点検でも…とディスクロータを見ると、表面に黒い斑点が・・・?!という経験はありませんか?
さてここで問題!!
この斑点の正体はなんでしょう??
答えは後ほど!!
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答え
積雪の多い地域にて、冬期に凍結防止用として散布される融雪剤(塩)により、ディスクロータが錆び、制動時の熱などで黒錆となってしまったものです。
通常、軽度な錆ならばブレーキを掛ける事により削り取られてしまうのですが、根の深い頑固な錆は制動時の熱で酸化が進み、黒錆となってしまうのです。
そのまま使用すると、ジャダやパッドの早期摩耗に繋がりますので、ロータ研削/交換をお勧めします。
融雪剤の散布量は年々増しており(2002年総散布量2000ton 95年比1.5倍)、塩害により車両下回りの腐食が車両にダメージを及ぼし、故障に至るケースも多々あります。
※最近では車両取扱説明書に、融雪剤が散布された道路を走行後は直ちに洗車する様に記載されるほどです。
車両を長持ちさせる為にも、こまめな洗車やタイヤを履き替える際に車両の下回り(足回り)の清掃・点検を心がけましょう!
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第24号掲載 |
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3月になり、車検を受ける車両が多い季節になりました。
車検といえば、当然車両の点検を行い、消耗部品の交換や各所の調査を行ったりします。
そんなおり、皆様に販売頂いております優良部品のパッドと純正品のパッドの違いについて質問を受けることがあるかと思いますが…
さて問題!
優良部品と純正部品の位置付けは?? |
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答え
純正品は車種毎に評価されたいわば専用材料が使用されており、優良部品は多種多様な車種にて評価を行いオールマイティに色々な車両に使用出来る材料が使用されています。
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第23号掲載 |
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大寒を過ぎ、冬真っ盛りになりましたね!
雪の季節、路面も冷えてますし日陰に入れば時には凍っている事も・・・そんな時にブレーキを掛けて「止まらない〜」という経験をされた方もいらっしゃると思います。
ここで問題!!
車両を止める為に必要不可欠な要素とはなんでしょう??
「車両を止めるのはブレーキ」だけではありません。 |
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答え
車両を停止させるため、最終的に制動力を路面に伝えるのは『タイヤ』です。どんなに摩擦係数の高いブレーキパッドを使おうと凄〜いキャリパを付けようと、最後の最後にクルマを止めるのはタイヤと路面の抵抗です。経年劣化によりプラスティックの様に硬化してしまったり、摩耗してしまったタイヤでは確実な制動は得られません。
みなさん、ブレーキはもちろんの事、タイヤも定期的に点検すると共に、路面の状況(氷・雪・雨)を把握し、安全運転に努めましょう!!
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第22号掲載 |
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今、京都議定書など環境問題に対して世界規模で協力しあって自然保護活動への取り組みが進められています。
自動車業界も例外ではなく、ハイブリッド車の普及や燃料電池車の登場により燃費向上・排出ガス低減などと共に製造段階からの環境対応も行われつつあります。ブレーキとて例外ではありません。
さてここで問題!!ブレーキは将来どのように変わろうとしているのでしょうか?? |
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答え
ブレーキはというと…、キャリパなどの金属部品の防錆処理として従来は六価クロムを使用してきましたが昨今六価クロムの使用を廃止し、代替技術への取り組みがなされております。我が社もいち早く取り組み全面切替へ向けて日々頑張っております! (一部製品はすでに切替済み)
環境問題を考えてゆく上で、製造業として考えなければいけない点として、使用過程における環境への負担ももちろんですが、廃棄される段階での事も折り込んだ製品開発が必須となっております。
自動車の場合ですと、使用済み車両のリサイクル率をどれだけ上げられるか?
廃棄物の低減が図れるかが課題です。
現在の自動車業界全体の取り組みとして環境に悪影響を及ぼすとされる重金属4物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム)の使用廃止に力を注いでおります。
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